【短歌連盟】

歌うべし 声低くと 歌うべし 心は永久に 響かんものなり 小暮 政次

 あれは今から二十年前の事、所沢市短歌連盟の秋季大会で私の作品批評の段となり、私にとっては思いがけない批評を沢山頂いた。大河原先生、田井安曇先生、村田あい子先生達からである。「表現において言いたい事を言いおうせて何になる」との事であった。歌は言外に心を歌うものと強調された。会社に在職中、中学校で学習した短歌を、独りよがりに作家活動して居た事えの忠告であった。